カナダ x 親子留学 – どの州がおススメ ??【2019秋編】

PEQ (ケベック留学後移民)

こんちには、IA Japan @ Montreal です。

最近、日本でも徐々に注目を集めつつあるカナダへの親子留学。実は、お隣の韓国・中国では、随分前から盛んだったりします。

特に、1年以上の長期留学を視野に入れている方々に人気なのが、オンタリオ・ケベック・ノバスコシアの3州です。

今回は、この3州を比較しながらご紹介。
「我が家にはどの州かしら?」の判断材料に頂ければ幸いです ^^

※ この記事では、オンタリオ (ON):トロント、ケベック (QC):モントリオール、ノバスコシア (NS):ハリファックスを基準としています。

 

公立無償教育を受けられるのは?

カナダでは、保護者が有効な就学ビザで就学している場合、その子女は無償で公立教育を受けられるというシステムがあります。

しかし、保護者の就学レベルによっては、無償教育を受けられない場合もあるので、事前に良く確認しておくことが大切です。

ケベックとノバスコシアでは、保護者が就学ビザで語学学校に通っている場合でも無償教育を受けることができるため、人気。

一方、オンタリオでは、保護者が2年以上のカレッジに通わないと、お子様は公立学校に無償で通うことができません。

▼ 子女無償教育が受けられる保護者の就学レベル

語学学校 カレッジ以上
ON NG OK
QC OK
語学学校数:10校以上
OK
NS OK
語学学校数:3校
OK

教育システムはどう違うの?

公立無償教育を受けられると言っても、各州によって無償教育開始期間が異なるため、事前に良く確認しておく必要があります。

オンタリオ・ケベックでは4歳からなのに対し、ノバスコシアでは5歳から。但し、ケベックの「Pre-Kindergarten」は数が多くないため、席が確保できない場合も多々あります。

つまり、ケベックやノバスコシアに4歳以下のお子様を連れて行く場合、有料のデイケアを利用することになります。デイケア探しも一苦労なため、留学のタイミングは良く検討されることをお勧め致します。

▼ 各州の公立教育システム 

ON QC NS
無償教育期間
4歳〜18歳
無償教育期間
4歳〜17歳
無償教育期
5歳〜18歳
義務教育期間
6歳〜18歳
義務教育期間
6歳〜17
義務教育期間
5歳〜18歳
Kindergarten
(4歳〜6歳)
Elementary School
(6歳〜14歳)
Secondary School
(14歳〜18歳)
カレッジ・大学
(18歳〜22歳)
Pre-Kindergarten
(4歳〜5歳)
Kindergarten
(5歳〜6歳)
Elementary School
(6歳〜12歳)
Secondary School
(12歳〜17歳)
CEGEP
(17歳〜19歳)
大学
(19歳〜22歳)
Kindergarten
(5歳〜6歳)
Elementary School
(6歳〜12歳)
Junior High School
(12歳〜15歳)
Senior High School
(15歳〜18歳)
カレッジ・大学
(18歳〜22歳)

3州の中で独特の教育システムを持つのがケベック州。例えば、ケベックで大学進学するためには、Secondary School (Grade11) を終えた後、「CEGEP」で2年間就学する必要があります。

ケベックのSecondary Schoolは「Grade11」までのため、他州や他国の大学に進学しようとすると「1年足りない」という現象が起きることも。お子様の留学後の進路も良く考慮する必要があります。

そして、ケベック州は何といってもフランス語圏。留学生は英語のスクールボードに子女を送ることも可能ですが、どんなに英語中心と言えど、全体の30%ほどはフランス語になります。

「英仏バイリンガル教育ができる!」とプラスに取るか、「英語とフランス語がごちゃごちゃになるのでは?」とマイナスに取るか…は、保護者の教育方針にもよる所です。

 

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留学費用を抑えられるのはどこ?

留学費用に大きな影響を与える項目は2つ:学費と生活費です。

学費に関しては、保護者がどの学校に通うかにより、費用が変わってきます。親子留学の場合、保護者の学校の選択肢は3つ:語学学校、職業訓練校 (ケベックのみ)、カレッジ の3つです。

ケベック州のみ「職業訓練校」という選択肢があり、カレッジも他州が2年プログラムが多いのに対し3年プログラムがメインになっています。ここでも、ケベック州の独自性を垣間見れますね… ^^;

▼ 各州の保護者の学費

語学学校 職業訓練校 カレッジ
ON $30,000〜$43,000/2年
QC $8,700前後/年 $23,000前後/1年半 $36,000前後/3年
NS $12,000前後/年 $27,000前後/2年

 

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生活費に関しては、「家賃」という固定支出をいかに抑えられるかが、生活費を抑えられるかどうかのポイントになります。

3州の中では、オンタリオ (トロント) がダントツで家賃が高いです。ケベック (モントリオール) はそこそこの規模の都市にも関わらず、家賃が比較的リーズナブルな点も人気のポイントです。

ただ、オンタリオ州でも、トロント周辺の都市 (ロンドン・ハミルトン・ナイアガラ等) を選択すれば、家賃も比較的抑えることが可能なため、近年は周辺都市へ親子留学される方も増えてきています。

▼ 各州の平均家賃 

1 BED 2 BED
ON $1,850 $2,000
QC $ 900 $1,100
NS $1,100 $1,300

 

移民まで考えるならおススメはどこ?

長期留学を考える際、「カナダが気に入ったら移住できる道も残しておきたい」という方は少なくありません。ただ、移民は様々な「条件」が必要となるため、視野に入れている場合は下調べが大切です。

親子留学の場合、年齢がネックになる場合が多いのですが、Express Entry 以外の下記プログラムは、年齢や高い語学力が求められないため、移民まで考えた親子留学をお考えの方にはおススメです。

どのプログラムも、基本構造はディプロマプログラムを卒業 ⇒ 就労 ⇒ 移民申請という流れ。PEQは現状、就労経験も必要とされないため、特に40代以降の方には人気のプログラムとなっています。

▼ 各州のおススメ移民プログラム

ON QC NS
Express Entry
Rural And Northern Immigration Pilot
PEQ – Graduate Atlantic Immigration Pilot

 

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いかがでしたか?

どの州もそれぞれの良さがあるので、まずはご自身が何を重視するのか、優先順位をしっかり定めることが大切です。

弊社は、保護者だけでなく、お子様の学校選び・学校登録のサポートも行っております。また、入学手続きからビザ・海外保険の手配、現地ご到着後のサポートまでを一貫して行っております。

関心のある方は、お気軽にお問合せ下さい ^^

 

 

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