こんにちは、IA Japan @ Montreal です。
今日は、モントリオールの二大フフランス語公立スクールボードをご紹介。どちらも、フランス語による公立初等・高等教育から職業訓練校を含む生涯教育に至るまで、多くの教育の機会を提供しています。
【ケベック州最大の仏語スクールボード】
Commission scolaire de Montréal (CSDM)
【ケベック州2番目の仏語スクールボード】
Commission scolaire Marguerite-Bourgeoys (CSMB)
スクールボードとは?
スクールボードは、日本でいう「教育委員会」に当たるもので、各地域の公立教育を運営・管理しています。モントリオールには、英語のスクールボードとフランス語のスクールボードが存在します。
お子様の公立学校登録の際は、まずは自分たちの住む学区を管轄するスクールボードに出向かなくてはなりません。また、職業訓練コースに関しては、スクールボードが提供している場合が殆どです。
ケベック州の英語の公立学校は、就学 or 就労ビザを持っている保護者の子女や、英語で教育を受けた保護者を持つ子女しか通うことができません。それ以外の地元民の多くは、フランス語の公立学校に通います。
そのため、留学生の保護者の大半は英語の公立学校に子女を送りますが、中には、将来的な移住を視野に入れ、早めからフランス語に触れさせるためにフランス語の公立学校に送る方もいらっしゃいます。
それぞれのスクールボードの特徴
▲ 画像:Radio-Canada (Publié le 5 décembre 2014) より
2つのスクールボードの差は「学区」。特に小学校の場合は、その地域の特色 (保護者の層、どの国からの移民が多い地域か…等) が生徒にも表れるため、どの地域で子育てをしたいかを考慮する必要があります。
CSDMはダウンタウンを含むモントリオール島東部、CSMBはモントリオール島西部を管轄しており、初めてモントリオールに住む人にとってのいわゆる「住みやすい地域」をカバーしています。
2つのスクールボードで教育の質に差はないものの、フランス語初心者をサポートする「ウェルカムクラス (classe d’accueil)」がある学校が学区内の学校にあるかどうかはよくチェックしておくと良いでしょう。
CSDM | CSMB | |
学校数 | 小学校:120校 セカンダリー:24校 職業訓練校:10センター |
小学校:74校 セカンダリー:14校 職業訓練校:6センター |
管轄エリア | モントリオール島 東部 (ダウンタウン含む) |
モントリオール島 西部 |
フランス語公立学校を選択することのメリット
フランス語ができなくてもウェルカム!
モントリオールには、フランス語を母国語としない生徒も沢山います。そのため、どちらのスクールボードでも、上述の「ウェルカムクラス (classe d’accueil)」を設けている小学校が多くあります。
また、スタッフや講師も基本は英仏バイリンガルであるため、保護者がフランス語ができなくとも、学校とのコミュニケーション自体は問題ありません。フランス語を学びに来る家庭を歓迎してくれます。
英語よりフランス語から学ぶ方が有利
英語よりもフランス語の方が言語体系が複雑なため、ケベック州の英語スクールボードでさえも「小学校低学年はフランス語で授業」と、より幼い時期にフランス語教育を徹底する学校も少なくありません。
逆に英語を学んだ後にフランス語へ切り替えるのは、少々腰が重くなる場合もあるとのこと。将来的にケベック州への移住を視野に入れている家庭の場合は、初めからフランス語に触れさせるのも一つです。
多文化・他民族の地元民と沢山触れ合える
ケベック州に市民権者・移民者以上のステイタスで定住している家庭の子女で、両親のどちらかに英語で教育を受けたバックグランドがない場合は、基本的にフランス語の公立学校に通うことになります。
そのため、フランス語の公立学校の方が、様々な文化的背景を持った家庭の子女たちが多く通っている傾向にあり、まさに、マルチカルチャーなカナダを実感できる環境であると言えます。
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サポート対象 |
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