学生ビザ、PGWP、配偶者就労ビザに関する重要な変更

こんにちは。IAカナダ@Montrealオフィスです。

カナダでは留学生に影響を及ぼすいくつかの新たな措置の発表がされています。
具体的な施行日、詳細が発表されていないものもあり今後の発表を注視する必要がありますが、現在までの発表をまとめます。

概要と重要な変更点の要約

2024年の初め、IRCCは、移民システムを継続可能なものにするため一時滞在者の割合を2026年までにカナダ総人口の6.5%から5%に減少させることを発表しました。
それに伴い、連邦政府は一時滞在者の数の管理、及びシステムを悪用する雇用主に対する取り締まりを厳しくしています。
また、留学生プログラムの改革、一時滞在者の資格要件の厳格化、条件・審査基準引き上げによる詐欺防止など、継続してさまざまな対策を講じていますが、この度9/18日に一時滞在者数を管理するための追加措置を発表しました。

学生ビザの発行数の制限
PGWP (post-graduation work permit) 資格の変更
配偶者の就労許可(SOWP)の資格へのさらなる制限

学生ビザの発行数の制限

学生ビザ(Study Permit)の発行数を、2024年の目標である新規発行485,000件よりさらに10%削減予定。
2026年も2025年の基準を引き継ぎます。そのため2025-2026年の学生ビザ発行数は437,000件となります。
2025年以降は修士課程および博士課程の学生も制限の対象に含まれます。(これまでは対象外)
2025–2026年の学生ビザ発行数のうち約12％は、修士課程および博士課程のために確保されますので必然的にそれ以外の学生の発行数はさらに少なくなることになります。また、修士課程および博士課程もPAL(Provincial Attestation Letter-ケベックではCAQ)が必要となります。

PGWP (post-graduation work permit) 資格の変更

PGWP資格の変更
大学卒業者は – 引き続き最長 3 年間の卒業後就労許可 (PGWP) を取得する資格があります。
公立カレッジのプログラムの卒業生 – そのプログラムが「長期的に不足している職業」に関連している場合のみ最長 3 年間 PGWP を取得する資格があります。
2024年11月1日以降のすべてのPGWP申請者はフランス語または英語での語学力の証明が求められます。