カナダ留学 x IELTS – 国際的な信頼性を持つIELTS試験

カナダ - 語学留学

こんにちはIA JAPAN@モントリオールオフィスです。

こちらの記事では最近問い合わせが増えてきております英語試験IELTS(アイエルツ)について概要をまとめました。

IELTS(International English Language Testing System)は、英語圏での学業、仕事、移住に必要な英語力を測るためのテストです。世界中の政府や雇用主、教育機関など11,500以上の組織で広く受け入れられており、世界的に信頼されている試験です。

メモ

2024年11月以降、PGWP(ポスグラ)取得時に言語レベルの証明が必要になりました。

発表のPGWP資格に関する変更(2024/9/18発表)の詳細アップデート
こんにちは。IAカナダ@Montrealオフィスです。 先日発表がありましたPGWP (post-graduation work permit/ポスグラ) 資格の変更の詳細が発表されましたので概要をまとめました。概要就学許可申請書を提出のが...

IELTSの形式

IELTSには以下の2つの試験があります。

  1. IELTS Academic:学術的な英語力を測るためのテストです。大学やカレッジなどの入学の際スコアを求められることが多いです。
  2. IELTS General Training:日常生活や一般的な労働環境での英語力を測るためのテストです。移民やビザなどの際はGeneralのスコアを求められることが多いです。

IELTSの試験形式

リスニング(30分)40問で構成され、4つの異なる音声を聞いて回答します。音声には主題、詳細、意見を理解する問題が含まれます。
リーディング(60分)アカデミックモジュールでは大学レベルの文章が出題され、ジェネラルトレーニングでは日常的な内容や職場環境での読み物が中心です。計40問が出題されます。
ライティング(60分)2つのタスクがあり、アカデミックではグラフや図表を説明する課題が出題されますが、ジェネラルトレーニングでは手紙を書く課題が出されます。タスク2では、与えられたテーマについて意見を述べるエッセイを両モジュールで書きます。
スピーキング(11~14分)試験官との面接形式で、自己紹介、特定のテーマに基づいたスピーチ、関連する質問へのディスカッションで構成されます。
メモ

受験者の好みや慣れによって、コンピューターベースまたはペーパーベースの形式を選択できます。
どちらの形式でも、試験の内容や評価基準は同じです。

どのように評価される?有効期限は?

各セクションは0から9のバンドスコアで評価され、4つのスコアの平均が総合バンドスコアとして算出されます。IELTSのスコアは多くの大学や企業で受け入れられており、有効期限は2年間です

受験者の好みや慣れによって、コンピューターベースまたはペーパーベースの形式を選択できます。
どちらの形式でも、試験の内容や評価基準は同じです。

  • バンド0: 試験を受けなかった。
  • バンド1: 非常に基本的な英語能力(理解力や表現力がほとんどない)。
  • バンド2: 非常に限られた英語能力(基本的なニーズに応じたごく簡単な表現ができる)。
  • バンド3: 限られた英語能力(日常の会話や理解に支障がある)。
  • バンド4: 基本的な英語能力(多くの状況での会話や理解に苦労する)。
  • バンド5: 中程度の英語能力(複雑な表現には限界があるが、日常生活に必要な基本的なコミュニケーションができる)。
  • バンド6: 上中程度の英語能力(理解できるが、時折誤りや不自然な表現が見られる)。
  • バンド7: 上級の英語能力(流暢で、複雑なトピックについても話すことができる)。
  • バンド8: 非常に高い英語能力(細かいニュアンスまで理解し、スムーズに表現できる)。
  • バンド9: 母国語話者と同等の英語能力(ほぼ完璧な理解力と表現力を持つ)。

どのくらいのバンドを取得すればいい?

求められるスコアは受験目的によって違ってきます。
カレッジや大学への入学の場合は学校にもよりますがAcademicで6.0-7.0バンドを求められることが一般的です。

移民局などの言語要件はCLBで記載されることが多く、2024年11月以降PGWP取得に必要なバンドは大学でCLB7・カレッジや職業訓練校でCLB5となっています。
CLB5の場合ですとiELTSではリーディングでバンド4.0 それ以外でバンド5.0の取得が必要になります。

メモ

CLB(Canadian Language Benchmarks)は、カナダにおける英語能力の標準的な評価基準です。

CLBとiELTSバンド換算表

CLB LevelReadingWritingListeningListening
1087.58.57.5
97787
86.56.57.56.5
76666
655.55.55.5
54555
43.544.54

価格・受験場所

受験料は4技能の場合305CADですが、試験の形式や会場の手数料などによって315CAD-350CADの価格帯が多いです。

また試験会場は語学学校や学校などの施設が利用されることが多く複数の選択肢があります。
具体的な会場はBritish Councilのサイトから検索できます。

試験対策や対策コース

IELTSは特有の形式を持つため、試験に慣れていなかったり準備をせず臨むと思ったような結果を得られないことがあります。試験前に試験の各セクション(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)に対する理解を深めることがキーとなってきます。

IELTSは世界中でオンラインで無料で受けられる模擬試験、各スキルに特化した問題集やYOUTUBEなどでの解説もたくさんありますので事前にしっかり準備することが重要です。

また、何度も受験する時間がない、短期間で効率よく目標バンドを達成したい場合は対策コースの受講がおすすめです。

対策講座では、試験の流れや各セクションの構成を詳しく学ぶことができ、実際の試験での戸惑いを減らすことができますのでとてもお勧めです。模擬試験があり実際の試験環境を体験でき、時間配分や緊張感を味わうことで試験に自信をもって臨むことができます。
語学学校の中では実際のIELTS会場になっているところもあり、慣れた環境で受験することができます。

IA
IA

IELTS専門の講師は、特定の問題タイプに対するアプローチや、ライティングにおける構成のテクニックなど試験に特化した効果的な学習方法や戦略を教えてくれるのでとても心強い存在です。

対策講座では英語のリスニングやスピーキング、ライティングスキルを向上させるための具体的なトレーニングを受けられますが、ライティングについては「回答」がなく、なかなか自己学習が難しいところですので特に恩恵を感じることが多いのではないでしょうか。
講師からのフィードバックを受けることで、自分の弱点を特定し、改善策を講じることが可能です。

まとめ

日本では費用や受験のし易さからTOEICが英語の公式テストとして広く取り入れられていますね。
TOEICは国内の多くの企業で受け入れられており、受験の容易さや費用面でとても魅力的な一方、国際的な知名度や信頼度はあまりないのが現状です。

IELTSでは実践的な英語力を測ることができるため目標スコアを達成できるととても自信がつきますよ。
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