IA JAPAN: カナダ x 親子留学 スタートアップガイド

モントリオールでの親子留学を専門的にサポートする留学エージェント、IA JAPANです。

子どもと一緒にカナダ留学をしたいけれど、どこから始めればいいかわからない方へ。

近年、人気を集めている留学スタイルの一つが「親子留学」です。短期または長期のこのプログラムでは、親子で一緒に語学を学びながら、海外生活を体験することができ、世界中のさまざまな国で提供されています。

しかし、「子どもと一緒に留学してみたい」と思っていても、何から始めればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

まずは、以下の5つのポイントを明確にすることが大切です。

  • 留学の目的
  • 予算と期間
  • 渡航のタイミング
  • 保護者の学校選び
  • 子どもの学校選び

この記事では、当社のオフィスがあるモントリオール(ケベック州)とトロント(オンタリオ州)を例に、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

1. 留学の目的

お子さまと一緒に、カナダでゆったりとした海外生活を楽しみたいですか?
それとも、オンタリオ州の大学進学やモントリオールでの職業訓練プログラムを通して、将来につながる本格的な学びを目指していますか?
あるいは、「いずれはカナダに移住したい」とお考えの方もいるかもしれません。

実は、こうした目的によって、親子留学のプランは大きく変わってきます。
だからこそ、まずは「なぜ親子で留学したいのか」という目的をしっかりと持つことが、成功の第一歩です。

カナダは、1年以上の長期親子留学にぴったりの国です。
その理由のひとつが、保護者が「就学許可(Study Permit)」を取得している場合、お子さまが現地の公立学校に無料で通えるという制度。教育水準が高いカナダの学校で、のびのびと学べる環境が整っています。

さらに、保護者がカナダでカレッジや職業訓練プログラム(ディプロマ)を修了すると、現地での就労経験や永住権(PR)取得のチャンスが広がるのも大きな魅力です。これらのプログラムは、比較的学費が安く、期間も1〜2年と短いため、効率よく学びとキャリアを両立できます。

もし、あなたが次のように考えているなら──

「親子でしっかり語学を学びたい」

「1年以上の長期滞在を予定している」

「英語だけでなく、フランス語も学ばしたい」

「カレッジ卒業後、カナダで働きたい」

「将来的にはカナダに永住したい」

──そんな想いを叶えるのに、カナダは理想的な留学先です。
目的に合わせたプランを立てることで、留学は“人生を変えるきっかけ”にもなります。

 

2. 予算と期間

予算と期間はセットで考えるのがカギ

親子での留学を計画するうえで、「どれくらいの期間滞在できるか」は、予算によって大きく変わってきます。

そしてその期間は、語学力の向上や職業スキルの習得、さらには将来の進学・就職・移住にも大きく関わるため、しっかりと見極めておきたいところです。

【参考例】モントリオールで1年間の親子留学(保護者1名+子ども2名の場合)
  • 職業訓練校(フルタイム)の学費:約 12,500カナダドル/年
  • 生活費の目安:月 2,500カナダドル × 12か月 = 約30,000カナダドル/年
  • 生活費の内訳(概算)
    家賃(1LDK程度):約 1,600カナダドル
  • 携帯代+インターネット(保護者のみ):約 120カナダドル
  • 交通費(大人+子ども2人):約 150カナダドル
  • 食費や日用品、子どもの習い事などは別途必要

※住まいやライフスタイルによって費用は大きく変動します。

モントリオールでの2年滞在がおすすめの理由

モントリオールでは、19か月以上滞在するとカナダの児童手当(チャイルドタックスベネフィット)を受け取れる可能性があります。これにより、子育て家庭の経済的負担が軽くなるケースもあります。

さらに、16〜18か月の職業訓練プログラムを修了すると、最大3年間の「ポストグラデュエーション・ワークパーミット(PGWP)」が取得可能。このビザがあれば、カナダ国内でフルタイム就労が可能になります。

留学中でも、週24時間までのパートタイムワークが認められているので、生活費の一部を現地で補うことも可能です。

「1年だけ」ではもったいない? 余裕があれば2年滞在が理想

語学力をしっかり伸ばしたい方、カナダでの就労や移住を視野に入れている方には、少なくとも2年間の滞在を視野に入れたプランがおすすめです。

目的に合った滞在期間と予算のバランスを見つけることが、親子留学成功のカギになります。

 

3. 親子留学にベストなタイミングとは

ここで重要なのは、お子さまの年齢と、カナダ到着の時期です。

カナダでは、義務教育にあたる公立の小学校から高校までの教育は無料で受けられます。小学校は基本的に6歳からスタートし、それ以前の教育は任意となっています。

多くの親御さんは、小学校入学前にデイケアや幼稚園に子どもを通わせます。特に、学校区が運営する公立の幼稚園なら、4~5歳の子どもは無料で通うことが可能です。

ただし、デイケアは公立・私立問わず基本的に有料です。税金の還付(特に収入が少ない場合など)を申請することはできますが、月々の費用は先に支払う必要があります。

また、中学校以降は学習内容が高度になり、英語力もより必要となるため、できれば小学校の早い段階からスタートすることをおすすめします。幼い学年であれば、英語が初心者でもおよそ半年ほどで学校生活に慣れることが多いです。

日本とは異なり、カナダの学校年度は9月から始まります。スムーズに学校登録を行うためには、夏休みが始まる7月中旬頃までに到着し、6月〜7月頃に渡航するのが理想的です。

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お子さまの適応と無料教育を最大限活かせるベストな年齢は

5歳から12歳(幼稚園〜小学校終了まで)です。

4. 保護者の学校選び

もし1〜2年で日本に帰国する予定なら、モントリオールの職業訓練プログラムがおすすめです。
長期滞在や移住を視野に入れているなら、モントリオールの職業訓練校か、トロントやオンタリオ近郊のカレッジを検討されることを推奨いたします。

語学学校は準備段階に最適

モントリオールの多くの語学学校では、英語とフランス語の両方を学べます。
モントリオールはフランス語圏の都市なので、ある程度英語ができる方は、フランス語も一緒に勉強することを強くおすすめします。
将来的にQC州での職業訓練やカレッジ進学を目指す上で、大きな武器になるからです。

語学学校の特徴
  • 授業時間は朝8:30から午後2:30まで。子どもの送迎時間とも調整しやすいのが魅力。
  • 遅刻や早退の相談も可能。事前に連絡すれば柔軟に対応してもらえます。
  • 初心者の方は、最初の4〜6か月間は語学学校でしっかり基礎を固めるのがおすすめ。
    これが職業訓練やカレッジでの学びの土台になります。
職業訓練校(DEPプログラム)

ケベック州の職業訓練校は、高校とカレッジの中間にあたる位置づけで、実践的なスキルを身につけて即戦力を目指せるプログラムです。ほとんどのコースは14〜18ヶ月で修了します。

プログラムの総授業時間が1,800時間を超える場合は、修了後に最長3年間のポストグラデュエーション・ワークパーミット(PGWP)が取得可能。これにより、留学期間+就労期間を合わせて最大5年間カナダに滞在できます。

また、学業中は週24時間までのパートタイム就労が認められているため、現地での生活費の一部を賄うことも可能です。

カレッジ(専門学校)

オンタリオ州のカレッジは、職業訓練校よりも専門性が高く、より高度な教育を提供しています。その分、入学条件もやや厳しくなることが多いです。多くの留学生は、まず1年間の語学プログラムを受講してからカレッジに進学します。

2年間のカレッジプログラムを修了すると、最大3年間のポストグラデュエーション・ワークパーミット(PGWP)を取得でき、カナダでの就労経験と英語力を積むことで、Express Entryを通じた永住権申請も視野に入ります。

また、在学中は週24時間までのパートタイム就労が認められているため、生活費の一部を現地で補うことが可能です。

準備期間も含めると、合計の滞在期間は6年以上に及ぶケースもあります。

5. 子どもの学校選び

モントリオール(ケベック州)

多くの親御さんは、お子さまを英語の公立学校に通わせています。ケベック州では、保護者が就労ビザまたは就学ビザを保有している場合に限り、英語の公立校への入学が認められます。 この特典をぜひ活用しましょう。

※ただし、英語の学校に通っていてもカリキュラムの中でフランス語教育は必須となっています。
どの程度フランス語に触れさせたいかを考慮して、学校選びをするとよいでしょう。

📢 重要:最新情報(2025年)
2025年以降、ケベック州では語学学校への入学を目的とした就学ビザ(Study Permit)が発給されなくなりました。

そのため、中〜長期での滞在を希望する方には、職業訓練プログラム(DEPなど)への入学を推奨しています。
特に、PGWP(就労ビザ)対象プログラムを選ぶことで、最長5年間の滞在が可能になります。

なお、ケベック州では留学生の受け入れ数に上限が設けられているため、早めの計画と申請が不可欠です。

トロント&近郊都市(オンタリオ州)

「英語中心の教育を受けさせたい」という方には、オンタリオ州がぴったり。高品質な教育環境が整っており、親子留学先としても人気です。

近年、トロント市内の生活費は上昇していますが、ハミルトン、ロンドン、ナイアガラなど近郊の都市は、比較的生活コストが抑えられ、留学生にも人気が広がっています。

オタワ(オンタリオ州)

オタワはケベック州との州境に位置し、トロントやモントリオールの両方からアクセスしやすい都市です。基本的には英語圏ですが、フランス語にも触れられる環境が整っており、バイリンガル教育に関心がある家庭にぴったり。

また、日本人が少ないため、英語漬けの生活を実現しやすい点も魅力です。

ビクトリア(ブリティッシュコロンビア州)

ビクトリアは一年を通して温暖な気候と、穏やかで治安の良い住環境で知られています。自然の美しさとアート・カルチャーが共存する街で、アウトドアやバランスの取れたライフスタイルを重視する方に最適です。

カレッジ教育の質も高く、生活の質と教育を両立したい方におすすめの都市です。


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